最強の不妊治療 ep.2(卵管造影検査)

不妊治療初期の試練ともいえる「卵管造影検査」です。
卵管通水検査というのもありますが「卵管の通過性を確認する」という意味で似た検査になります。

補足や感想

卵管造影検査は「痛い」で有名ではありますが、個人差が激しく、ほとんど痛くない事もあります。(卵管の通りがいい方の場合は、ほぼ痛みがないと思われる)
漫画だと激痛描写で書いていますが、これは私が当時左卵巣捻転の手術後数ヶ月という、割とガチで卵管の通りの悪い時期だったのも原因の一つです。
脅すような描き方をしちゃったんですが、ほとんど…結構な場合、事前の薬と呼吸によるリラックス(筋肉を緩める)でなんとかなると思います(多分……)!事実私も二回目は全く痛くなかったので…。

タイミング法

この漫画ではすっとばしていますが、通常、不妊治療に通いはじめると、様々な検査を行っていきながら、「タイミング法」で半年~1年程治療を進めるのがメインになっていきます。(私も最初はやっていました)
タイミング法は、クリニックで排卵時期を調べ、適した時期にパートナーとタイミング(性交)をとり、その後注射や投薬で妊娠まで持って行く方法です。

「タイミング法」治療時の一月の通院回数(ざっくり)
 通院1↓排卵確認 
 通院2排卵確認2(排卵がまだだった時など) 
 通院3タイミング後のホルモン注射(この注射が痛い!)

という感じで最低で月2回、基本的に3~4回通う事になります。
初期の場合は、検査も同時進行しながらになるので、月平均で3000~10000円程かかると思います。
金額としては少し高い病院程度ですが、毎月毎月生理に合わせて通院する必要があるので医師からの「三日後に来て、翌日来て」の指示が結構あります。
働きながらの通院だと、この「突然来て」の日程調整がハードルになります。

また6ヶ月~1年程続くこのタイミング法の期間は、治療内容こそ体外受精などと比べると屁でもないような内容なのですが、この最初の6ヶ月間の通院で「自分が本当に不妊なのだという事実」や「一向に子供が出来る気配のない自分の身体」と直面する時期なので、多くの人にとって結構なメンタルダメージを受ける時期ではないかと思います。
(普通の簡単な病気やケガだと半年も病院に通い続ける事はないじゃないですか…そういうところからも不妊治療の異質さを痛感したりするしたので、私はこのタイミングをやっていた時期が一番しんどかったです)

またこの「タイミングを取る」というのがパートナーによっては困難であり、月に2.3度連続して性交を持つ事になるので、人によっては正直苦痛。
最近はシリンジという自宅で行う人工授精キットみたいなものも出ているので、こういう器具を利用する事で、タイミングの負担を減らせるんじゃないかと思います。(当時知っていたら私は1万%使っていたと思います…)

パロディ元作品

「君に届け」
卵管造影の爽やか名医のモデルは風早くんで〜す。
風早くんの持つ正当派王子様的爽やかさは、柊あおい時代の爽やかイケメンを彷彿とさせる爽やかイケメンカムバック!で逆に新鮮で湧きましたね。

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